eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)の利回りやデメリットってどうなの?と疑問に思っていませんか?
全世界に分散投資できるこのファンドは、長期的な資産形成に適しており、利回りやデメリットを理解することで、より投資の成功に繋がる選択ができるようになります。
この記事を読むことで、eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)の概要からメリットとデメリットまで分かるようになります。
ぜひ最後まで閲覧いただけますと幸いです!
eMAXIS Slim 全世界株式とは
eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)は、MSCIオールカントリー・ワールド・インデックスに連動するインデックスファンドです。
このインデックスは、全世界の株式市場をカバーし、約2,800銘柄に分散投資しています。そのため、1本で全世界の株式に投資できるのが大きな特徴です。
投資対象には、先進国だけでなく新興国も含まれており、広範な地域分散が実現できます。
全世界株の仕組み
このファンドの仕組みは、投資家から集めた資金を使って、株式を購入し運用するものです。
信託報酬が非常に低く抑えられているため、長期的な資産運用に適しています。
受益者還元型信託報酬という仕組みを取り入れており、投資額が多いほど下記のように運用にかかるコストが低くなります。
信託報酬=手数料と考えていただければ、分かりやすいかと思います。
純資産総額 | 信託報酬 |
---|---|
5,000億円未満の部分 | 0.05775% |
5,000億円以上1兆円未満の部分 | 0.05764% |
1兆円以上の部分 | 0.05753% |
投資対象と地域の内訳
アメリカの比率が約60%と高いですが、その他の先進国や新興国にも分散投資されています。
この地域分散によって、特定の国や地域のリスクを分散し、安定したリターンを目指します。具体的には、アメリカ、日本、ヨーロッパ、アジアなどが含まれています。
eMAXIS Slim 全世界株式の利回り
過去5年間の利回り推移を見ると、eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)は安定した成長を遂げています。
特に、新興国の成長と先進国の安定した経済状況が、ファンド全体のパフォーマンスを支えています。2020年のコロナショック後も迅速に回復し、現在では高いリターンを記録しています。
株式会社ラーニングライトより引用
長期的なリターンも安定しており、多くの投資家に選ばれています。
利回りに影響する要因
利回りに影響する要因としては、経済成長率、金利動向、為替リスクなどがあります。
特に、アメリカの経済状況は大きな影響を与えます。また、新興国の成長も利回りに寄与するため、これらの国々の経済政策や政治状況にも注目が必要と言えます。
全世界株式の投資メリット
eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)のメリットを見ていきます。
① 低コストで運用できる
先ほども述べたとおり、信託報酬が約0.05%と低い信託報酬となっており、長期的な運用に向いています。
実は2023年までは、信託報酬が0.1144%だったのですが、現在はここまで引き下げられています。
② 分散投資によるリスク低減
全世界の株式に分散投資することで、特定の地域やセクターに依存しない安定したリターンを目指しています。
これにより、個別リスクを低減し、安定した投資成果を得ることが可能です。アメリカ、日本、ヨーロッパ、新興国など広範囲に分散されている点が魅力です。
③ 長期的な成長が期待できる
eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)は、長期的な成長を見込んで設計されています。
新興国の経済成長を取り込みつつ、先進国の安定した成長も享受できるため、長期投資に適しています。過去のパフォーマンスデータからも、長期的なリターンの高さが証明されています。
今投資せず、いつするのかと言えるほどです。
新NISAとの相性
NISA口座での運用により、運用益が非課税となり、効率的な資産形成が可能です。
長期的な資産形成を考える際に、新NISAとの組み合わせは非常に有効です。
全世界株の投資デメリット
全世界株の投資デメリットはどのようなことが挙げられるのでしょうか?
① 短期的な価格変動リスク
全世界の株式に分散投資するため、短期的には価格変動リスクが存在します。
特に、経済危機や地政学的リスクが発生した場合、株価が急落する可能性があります。短期的な投資には向かないため、長期的な視点での運用が求められます。
② 為替リスクの存在
海外株式に投資するため、為替リスクも考慮する必要があります。
為替の変動が投資成果に影響を与えるため、特に円高や円安の動きには注意が必要です。為替リスクをヘッジする手段はないため、通貨の変動が直接的にパフォーマンスに影響を与えます。
特に、円高が進行すると、投資のリターンが減少する可能性があります。
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